アンケート企画「大好きを君へ」

体育館の裏で、ブレザーのポケットに手を突っ込んだまま、俺は心臓が口から飛び出しそうなほど緊張していた。

(……言うべきか、言わないべきか)

卒業したら、俺と愛心は別々の学校に進む。

毎日一緒だった登下校も昨日で終わりだ。

もしここで告白して振られたとしても、高校が別々になれば顔を合わせることもなくなる。

気まずいまま幼馴染の距離に戻れなくなるのは怖いけど、高校が離れる今なら、

最悪『大失恋』として片付けられるはずだ。

(……いや、そんな予防線張ってんじゃねーよ、俺。離れるからこそ、今すぐ自分の彼女にしたいんだろ)

他の男に愛心を渡したくない。

その一心で、俺は拳をギュッと握りしめてあいつを待った。