隣の席の泉宮くん(過去形)


「多数決の結果、クレープに決定しました。」

クラス委員長の月守さんが、教卓の前に立っていた。

副委員長は泉宮くんで、黒板に板書していた。

多数決で一年一組の出し物は、クレープになった。


「次は各係を決めます。分担はメニュー開発、買い出し、調理担当、売り子、で、良いですか?」

月守さんは話を聞いてはいるが、生徒に任せてる担任の涼風先生に確認した。

「良いんじゃないか。」

「……では、メニュー開発をやりたい人は手を上げて下さい。」

私は手を上げた。

当日、働くより準備の方が楽な気がするし、メニュー開発は楽しそう。

私が手を上げたのを見て、彩ちゃんが手を上げた。

と、思ったら音無くんも手を上げた。


「入夏さんと桜森さん、音無くんと都鳥くんですね。」

え?と隣を見たら、都鳥くんも。


「メニュー開発はこの四人にお願いします。」

泉宮くんは黒板に四人の名前を書いた。


夏休みが終わり、文化祭の準備が始まった。