さよなら人が好きな僕。

ある夜。
僕はスマホの写真フォルダーを開いた。
そこには、最後に一枚だけ写真が残っていた。
文化祭の打ち上げの日。
僕を誘ってくれた二人と撮った写真。
三人とも笑っていた。
僕は、その写真を長い間見つめていた。
「……楽しかったな」
声に出した瞬間、涙が落ちた。
楽しかった。
本当に楽しかった。
だからこそ、苦しかった。
でも忘れて次に進まないとダメだと思った、
そうしないとその過去にずっと苦しまされるような気がしてしまったから。