とっても優しい幼馴染が塩対応になっちゃった

それから数日後。


すれ違いが解け、晴れて本物の恋人同士になったあゆなと春樹は、放課後に春樹の部屋へと足を運んでいた。

「……で、さ。本当に俺の塩対応、好きだったわけ?」


ベッドに腰掛けた春樹が、ふっと意地悪な笑みを浮かべてあゆなを見下ろす。



185センチの長身と、時折見せる甘い眼差しに、あゆなは胸の鼓動が止まらない。



「も、もういじめないでよ……! あんなに冷たくされるたび、胸が痛かったんだからね」



「……悪かったって。これからは、そのぶん全部埋め合わせる」

そう言うと、春樹の瞳の色がスッと変わった。


優しい熱を帯びた瞳であゆなを見つめると、春樹はそのままあゆなの両手を掴み、ふわりと柔らかいベッドの上へと押し倒した。

「わっ……!」


身長145センチの小柄な体が、春樹の大きな体にすっぽりと包み込まれる。


至近距離で見つめ合う、甘い甘い空気。

春樹の指先が、あゆなの下唇をそっと優しくなぞった。


「……まずは、おとなのキス、な」

言葉のあと、愛おしそうに重なり合う唇。


とろけるような甘いキスの余韻に息を弾ませるあゆなを見つめながら、春樹は低く掠れた声で、さらに耳元に甘く囁いた。



「……なあ、あゆな。キスだけじゃなくて、もっと……その先の、お互いのこと、もっと知りたいって言ったら……どうする?」


夜の静けさの中、ふたりの甘い熱が最高潮に達していく――。