星空ラブレターは、君に届かない

ーガタンゴトンッ

電車が通り過ぎる音がする。

ここは教室。

教室は、自然の匂いがして結構好きなんだ。

今日も1番乗り。

シャープペンシルを握りしめながら、昨日の復習と宿題の丸つけを終わらせる。

ーガラガラッ

ドアが開く音がした。

「…宗弥。」

次にきた人は、幼なじみの田沢 宗弥(たざわ そうや)だった。

前は仲が良かった。

…前は。

宗弥のお母さんが、事故で死んじゃってから、宗弥はお姉ちゃんみたいに変わってしまったんだ。

前は純粋でカッコよくて優しい子だった。

でも…今は…。

「あ?」


怖い人になってしまった。

「いや…ごめんなさい、なんでもない」

まんまるだった可愛いつぶらな瞳も、癖っ毛の可愛い髪も全部全部…。

ーなくなってしまったんだね。