幼なじみは狐の子。〜黒白王子の三角関係〜番外編


 
 


 撮影が終わった後、都内の駅で解散した恋達は、親睦も兼ねて今日は5人でファミレスへ行く事にした。

 すらりとした姿の5人は人目を引く。

 サングラスを掛けた翔を先頭に、律、恋、メガネを掛けた美風と宗介が続く。

 込んだファミレスの扉を開いて、チェックしてからすぐ、恋達は窓際に席を取った。


「あかん。喉渇いた。お姉さん、水5つやで。」


 翔が呼ばわり、メニューを開いて恋に寄越した。


「ファミレスはどこでもメニュー同じだね」

「やね。ワイは肉やね。肉が食べたいやん。肉って何がある?」

「チキンとかハンバーグ定食とか、生姜焼き定食とかだろ。僕も肉。」

「僕はドリアにする。」

「僕は何にしましょうか……お腹減っちゃって。」


 律が言った。


「ファミレスは食べ歩きが趣味な僕にはつまんないですけど。安定してますよね。」

「ファミレス以外は都内は目茶苦茶高いしな。僕はここで充分。」


 宗介が言うと、

 
「恋寄越しいや。したら払っちゃるきに。」


 と翔が言った。
 

「冗談。僕んちも経営者。僕の場合は無いんじゃなくて、無駄に金を使いたくないだけ。食べ物なんかに使わない。」

「食べ物も大事だと思うけど。僕は食べる時は一緒に必ずサラダとデザートを頼めって親に言われてる。」

「恋、恋は何を頼みます?」


 生姜焼き定食を頼んだ宗介と翔と、ドリアと副菜を頼んだ美風と、エビグラタンを頼んだ律と一緒に、恋はピザとチョコレートパフェをチョイスした。