車で向かった美風の家はいつも通りの豪邸だった。 玄関に入って行くと、犬のクレイが走って来て恋にじゃれついた。 「客間に通すね。お客様は饗さなきゃ。」 靴を揃えている恋に美風が言った。 リビングを通ると(広いので沢山歩く)美風の母親が大きなソファでテレビを見ている。 「しー。」 美風は口元に人差し指を当てると、リビングを通り過ぎて客間へ入った。 恋と美風は客間でケーキを食べながら色々な話をした。 すっかり帰りが遅くなって、恋が車で送って貰う頃には11時を過ぎていた。