僕たちの余命は、一週間で一生分

陽菜はそう言うと、俺の返事も待たずに楽しそうに売店へと駆けていった


ショートカットの髪が、お昼の太陽の光を浴びてきらきらと光っている。


大学内で、こうして時々会うようになった


経済学部の俺と、芸術学部の陽菜


棟は少し離れているけれど、陽菜は俺を見つけると、いつも周りの目なんて気にせずに真っ直ぐ駆け寄ってきてくれた


ただの隣人から、キャンパスで話す友人へ


一人で食べるはずだった学食の唐揚げ定食が、陽菜が隣で楽しそうに「今日の油絵の授業がさ!」と話すのを聞いているだけで、驚くほど美味しく感じられた


実家では、妹の絵ばかりが褒められ、俺はいつも否定されていた。


だから、絵を描く人間に対して、俺はどこか苦手意識があったはずだった