僕たちの余命は、一週間で一生分

でも、本当に深刻な異変が起きていたのは、俺の身体の方だった


最初は、ただの軽い風邪だと思っていた


朝起きた時に、身体が鉛のように重い。


大学の階段を上るだけで、心臓がバクバクと激しく波打ち、目の前がチカチカと暗くなる


ただの疲れか……? いや、違う


ある日の講義中、激しい咳き込みと共に、口の中に鉄の味が広がった


慌てて口元をティッシュで押さえると、そこには鮮やかな赤がべっとりと付着していた


血だ。


心臓がドクンと嫌な音を立てる


頭に浮かんだのは、あの路地裏で出会った黒いスーツの男の言葉だった。




『君の命は、あとほんの少しだ』