僕たちの余命は、一週間で一生分






ひまわり畑から帰ってきて以来、俺の頭の中は陽菜のことでいっぱいだった。


相変わらず、俺のスマホの画面には一千万円という莫大な銀行残高が表示されている


実家から逃げ出し、ただ死を待つためだけに手に入れた、俺の命の値段


これだけのお金があれば、陽菜はあんなに睡眠時間を削ってバイトをしなくて済むし、大好きな絵を好きなだけ描けるはずだ


「……でも、いきなり大金を渡すなんて怪しすぎるよな」


狭いワンルームで頭を抱える。


そもそも、どうして大学2年の俺がこんな大金を持っているのか説明がつかない


それに、あのプライドが高くて真っ直ぐな陽菜のことだ


出所不明の大金を「はい、どうぞ」と渡されて、素直に受け取るはずがなかった。