僕たちの余命は、一週間で一生分

声をかけると、陽菜は嬉しそうに顔を輝かせたが、その拍子にバランスを崩して段ボールが腕から滑り落ちそうになる


俺は慌てて一歩踏み出し、陽菜の体の前からその段ボールをガシッと抱え上げた。


「うお、重っ……! 何これ、鉄板でも入ってんの?」


「あはは、ごめんね! 芸術学部の必需品、特大画材セットだよ。今日、ネットで頼んだのが一階の宅配ボックスに届いてて。部屋まで運ぼうとしたんだけど、思ったより死にそうでさ……」


額に汗を浮かべて、テヘッと笑う陽菜。


俺の腕には、ずっしりとした重みが伝わってくる


生きるのが面倒だと言いながら、俺の体はまだ、女の子を助けるくらいの力は残っているみたいだった


「隣なんだから、大人しく頼れよ。ほら、鍵開けて」


「わーい! 朔夜くん、頼もしい! ありがとう!」