大学の学食で一緒にご飯を食べるようになってから、一週間が経った
陽菜は相変わらず元気いっぱいで、彼女と話している時間だけは、俺の胸の奥にある「寿命のカウントダウン」を忘れさせてくれた
そんなある日の夕方
アパートの階段を上っていると、前を歩く小さな背中が見えた
陽菜だ。
だけど、今日の彼女は明らかに様子がおかしかった
「……うう、重い……。ひな、がんばれ……」
陽菜は自分の体口よりも大きな段ボール箱を抱え、フラフラと階段を上っていた
中には大量の油絵の具や、分厚いキャンバス、専門書がぎっしり詰まっていて、今にも後ろにひっくり返りそうだ
「おい、大丈夫か?」
「ひゃいっ!? ――あ、朔夜くん!」



