「おい、荷物詰めた奴からバス乗れよー!座席は適当にな!」
遠征用の大型バスの前で、顧問のどなる声が響く。
今日から、サッカー部の地獄の夏合宿が始まる。
いつもなら、当たり前のように蓮の隣をキープするはずだった。
だけど、今回はタイミングが悪かった。
俺がトイレに行っている間に、部員たちが我先にとバスに乗り込んでしまったのだ。
俺がバスの通路を進むと、すでに蓮は、別の部員とふたりで座っていた。
「あ、春。悪い、ここ埋まっちゃったわ」
「ううん、全然!じゃあ俺、あっち座るね」
俺は努めて明るく笑って、3列ほど離れた、通路側の空いている席に座った。
遠征用の大型バスの前で、顧問のどなる声が響く。
今日から、サッカー部の地獄の夏合宿が始まる。
いつもなら、当たり前のように蓮の隣をキープするはずだった。
だけど、今回はタイミングが悪かった。
俺がトイレに行っている間に、部員たちが我先にとバスに乗り込んでしまったのだ。
俺がバスの通路を進むと、すでに蓮は、別の部員とふたりで座っていた。
「あ、春。悪い、ここ埋まっちゃったわ」
「ううん、全然!じゃあ俺、あっち座るね」
俺は努めて明るく笑って、3列ほど離れた、通路側の空いている席に座った。


