『付き合ってない、たぶん』上

その文字が目に入った瞬間、俺の心臓がドキンと跳ね上がった。

男二人で、しかも付き合いたての幼馴染同士で『カップルプリ』なんて、あまりにもハードルが高すぎる。

「あ、やっぱり普通のコースにしよっか!男同士だし、変なエフェクトかかったら嫌だし……」

俺が慌てて【おすすめ盛れコース】のボタンを押そうとした、その時。

蓮の大きな手が横から伸びてきて、迷いのない動きで画面の【カップルプリにする?】のボタンを力強くタップした。

『カップルプリコースが選択されたよ!最高の思い出を作ろうね❤』