「……え? 蓮……なんで、ここに……?」
文化祭の終了間際、夕暮れに染まる中庭の特設ステージ裏。
スタッフの陸から「出番だぞ」と押し出された。
俺は、マイクを握りしめたまま、その場で完全に硬直した。
すぐ目の前の薄暗いテントの陰に、同じようにマイクを持って、耳まで真っ赤にした蓮が立っていたからだ。
「……は、春? お前こそ、なんで……」
蓮も見たことがないくらい目を丸くして、驚愕で声を裏返している。
文化祭の終了間際、夕暮れに染まる中庭の特設ステージ裏。
スタッフの陸から「出番だぞ」と押し出された。
俺は、マイクを握りしめたまま、その場で完全に硬直した。
すぐ目の前の薄暗いテントの陰に、同じようにマイクを持って、耳まで真っ赤にした蓮が立っていたからだ。
「……は、春? お前こそ、なんで……」
蓮も見たことがないくらい目を丸くして、驚愕で声を裏返している。


