一方その頃、前を歩く蓮は――。
(……っぶねぇ!!! マジで心臓止まるかと思った……!!!)
蓮は必死でポーカーフェイスを維持しながら、内心で狂ったように絶叫していた。
寝起きで無防備な春の顔だけでも破壊力抜群なのに、追い打ちをかけるような『気持ちよかった』というセリフ。
掴んだカバンの持ち手が、手汗でじっとり滲むほど動揺していた。
(さっき春が言ってた『他に深く想ってる人がいる』って奴……やっぱり拓海のことなのか……? あいつに触られて顔真っ赤にして逃げ出すくらいだもんな……。なのに、なんで俺にはこんなに無防備に抱きついて寝られるんだよ……)
春が自分に抱きついて眠っていた時の、あの甘くて温かい体温の余韻が残る背中に、
切ない独占欲と、拓海への猛烈な嫉妬がどろりと渦巻く。
(嫌だ。あいつを他の奴に渡したくねぇ……。俺だけを見てろよ、春……)
(……っぶねぇ!!! マジで心臓止まるかと思った……!!!)
蓮は必死でポーカーフェイスを維持しながら、内心で狂ったように絶叫していた。
寝起きで無防備な春の顔だけでも破壊力抜群なのに、追い打ちをかけるような『気持ちよかった』というセリフ。
掴んだカバンの持ち手が、手汗でじっとり滲むほど動揺していた。
(さっき春が言ってた『他に深く想ってる人がいる』って奴……やっぱり拓海のことなのか……? あいつに触られて顔真っ赤にして逃げ出すくらいだもんな……。なのに、なんで俺にはこんなに無防備に抱きついて寝られるんだよ……)
春が自分に抱きついて眠っていた時の、あの甘くて温かい体温の余韻が残る背中に、
切ない独占欲と、拓海への猛烈な嫉妬がどろりと渦巻く。
(嫌だ。あいつを他の奴に渡したくねぇ……。俺だけを見てろよ、春……)


