愛故に





朝、目を覚ましてすぐにスマホを手に取った。



画面には、彗斗くんからのメッセージが1件届いている。



【彗斗:おはよう、美月。起きた?】



彗斗くんの名前を見るだけでも頬がゆるんでしまう。



『おはよう。今起きたところだよ。』



送って数秒もしないうちに、既読がつく。



【彗斗:寝起きの可愛い美月見れないのが残念。
今日1限からだよね?】



また朝からそんな照れること言って…スルーしとこ。



『うん。彗斗くんも1限からだよね?』


【彗斗:そうそう、終わったらまた連絡して。】


『わかった〜。』



たったこれだけのやり取りなのに、朝から胸が温かくなる。



恋人ができると、こんなにも毎日が変わるものなのかな?
以前ならただ眠たいだけだった朝が、今は少しだけ楽しみになっている。