愛故に





☆☆☆



そしてあっという間に迎えた週末。



彗斗くんの言ってた通り、土曜日に会うことになった。



「美月緊張してるでしょ、表情がっちがち。」



「そりゃするよ〜。」



大学の近くにある落ち着いた和食屋さんで会うことになり、彗斗くんと2人で店前で待っている。



「2人ともごめん、待った?」



「お!蓮〜!ちょっと前に来たとこだし全然!」



目の前に現れた男性は、白いシャツに黒のスラックスという、シンプルな服装をしていた。



派手な格好ではないけれど、整えられた髪と清潔感のある雰囲気がよく似合っている。



彼はどこか落ち着いた爽やかさのある雰囲気だった。