愛故に





「本当のことじゃん。俺は美月が大好きだよ。」



「…ッ!」



彗斗くんはおでこにそっとキスをした後、可愛いなんて言いながら私を強く抱きしめる。



「もう!彗斗くんってば外だよ?誰かに見られたら」



「大丈夫、誰もいないよ。それに見られて困る仲じゃないから。」



そ、そうだけど…こんなとこ見られたら恥ずかしいじゃん…。



「今度、3人でご飯食べよう。」



「うん、わかった。」



「楽しみ?」



「うん。でも緊張する。」



「ははっ、そうだよな。」



そう言って、彗斗くんは私の手を取り指を絡める。



いつもの恋人繋ぎ。
その温もりに包まれながら、私は笑った。