愛故に





そして、ゆっくりと指が絡まる。



この前車の中でした恋人繋ぎ。
今日は少しだけ自然になっていた。



映画を見ているはずなのに、繋いだ手の温かさばかり気になってしまう。



映画の内容が全く頭に入ってこない…。



☆☆☆



2時間弱あった映画も気づけば終わってしまった。



「あーおもしろかった!これにしてよかったな。」



「うんうん。彗斗くん笑ってたでしょ?」



「だって面白かったもん。それに美月ちゃんも笑ってたじゃん。」



「あれ、ばれてたの?」



「そんなのわかるに決まってるじゃん。
それに美月ちゃんが笑ってるの見てたら、なんか楽しくなって。」



「も、もうなに言ってんの。」


また顔が熱くなる。