義妹によって陥れられた姫は、どん底から這い上がる

「お前は義妹・雛菜に数々の嫌がらせをしてきた!
証拠は揃っている!」

「私はそのようなことはしていません。」

「嘘を言うな!
お前を次期後継者にする為にしてきたことがこれか!
恥を知れ!」

私を頭ごなしに叱る父親

「恥を知りなさい、初華。」

怒ってるのに笑いをこらえきれてない母親

「お姉様は悪くないのです。
私が行けなかったのですっ…」

そう私の婚約者に抱きつく義妹(いもうと)雛菜

「おぉ、可哀想な雛菜よ。
初華。雛菜に謝る事が先ではないのか?」

雛菜を庇う私の婚約者・辰馬

「謝るべき事をした記憶がございません。」

「っ…!
もうここから出ていけ!!」

ピクっ

「…今、なんと仰りましたか?」

「ここから出ていけと言った!
二度と帰ってくるな!」

「…本当に?」

「私は嘘はつかない!!」

っニヒッ…

「っ…ありがとうございますっ!」

「…はっ?」

パチンッ

人差し指と親指で音を鳴らす

「ユウ。」

「はい、お嬢様。」

「今すぐ荷物を運び出して。
車をお願い」

「かしこまりました」

「ちょ、ちょっと待てっ…!
一体何のつもりだ!」

「お父様。お母様。
辰馬様。
─雛菜」

「っ…?」

「今日まで、お世話させていただきましたっ!」

「─もう二度と合わないことを願いますっ!」

「「「「!」」」」

「失礼します」

バタン

「っ……か…」

「あ、貴方…?」

「初華ーーーーーーッ!!!!」

「〜♪」

「ユウ。
" 彼ら "はもう来てる?」

「えぇ。
もう既に集っております」

「そう─」

ガチャ

扉を開けると、沢山のバイク集団が集う

「やっとお出ましか
─お嬢」

金髪を靡かせた八重歯を持つ少年がニヤッと笑みを浮かべる

「遅くなってごめんなさい!」

「ほらよっ」

私にヘルメットを投げつける

「ありがとう」

カチッ

「さあ!
行くわよ─!」

「「「おう!」」」

私 一ノ宮初華。

お嬢様生活17年目にして、

─家から追い出されました!