通りすがりの俺様

「そうか。
 実は俺、今日、これから出張になったんで、家まで送ってやれないんだよな」

「大丈夫ですよ。
 ちょろっと夕食の買い物したら、帰りますし。

 街まで行かなくても、うちの近くに商店街とかあるんで」

「そうか。
 じゃあ、鮮魚店に逃げ込め、絶対に剥き出しの包丁があるから」

「……アドバイスありがとうございます」
といずるは出張に出かける一鷹を見送った。