後ろからそう声をかけられて振り向くと、勤務歴10年のベテランが顔をのぞかせていた。「え? でも」
「いいから、いいから、次の部屋やってくれる」
「は、はい」
首を傾げつつも傘を元通りに直して部屋を出た。
その二日後のことだった。
この日も朝からよく雨が降っていた。
そして303号室の清掃も入っていた。
「あれ、またあの傘がある」
同じ客室に同じ傘があるのを見つけて、ハッと息を飲んだ。
まさか、ここの客は連泊の人だったっけ?
だとすれば同じ傘があるのは最もなことだし、先輩が傘を触らないように言うのも頷ける。
でも、連泊客かどうかは業務の最初に伝えられるから、わかるはず。
「いいから、いいから、次の部屋やってくれる」
「は、はい」
首を傾げつつも傘を元通りに直して部屋を出た。
その二日後のことだった。
この日も朝からよく雨が降っていた。
そして303号室の清掃も入っていた。
「あれ、またあの傘がある」
同じ客室に同じ傘があるのを見つけて、ハッと息を飲んだ。
まさか、ここの客は連泊の人だったっけ?
だとすれば同じ傘があるのは最もなことだし、先輩が傘を触らないように言うのも頷ける。
でも、連泊客かどうかは業務の最初に伝えられるから、わかるはず。



