恋を知らない天才魔術師が、惚れ薬を作るまで



「それで、お前は告白された時、何を感じた」

「何を...?」

「...なにか、体に異変はなかったのか?」


告白された時のことを、思い出してみる。

しかし、特に思いつかなかった。


「いえ、何も...」

「......なんて、返事をしたんだ」

「...特に、何も」


返事はいらないってジョシュアにも言われていたし、考えてもいなかった。

イザベラの返答に、ユリウスはわざとらしく大きくため息を吐く。

そして、一言。


「使えん」


そう言い放ち、自席へと戻っていく。

は?

はああああぁぁぁぁぁ!?

突然の言葉に納得できないイザベラは、立ち上がり、椅子に座ったユリウスににじり寄る。


「使えないって、どういうことですか!?」


好き勝手に質問した挙句、使えないとバッサリ切り捨てられ、イザベラは納得できなかった。


「使えんもんは使えん。話を聞く限り、お前は相手に何の感情も抱いてはないだろうが」

「まぁ、告白してきたのはあっちですし...」

「これだったら、まだ何時ぞやの園児の話のほうが遥かに使える」

「なっ...!?」


あのユリウスに園児以下だと言われてしまった。

自分だって、赤ちゃんのくせに...!!!!