恋を知らない天才魔術師が、惚れ薬を作るまで



「身長は先生より少し高かったですね。体格も先生よりすごいよかったです」

「......」

「先生みたいに目付きが悪くなくて、先生と違って目を合わせて会話してくれました!あとは...」

「おい」


ユリウスの不機嫌な声で中断される。


「何故、いちいちわたし基準で比較する」

「えっ、あ、すいません、そのほうがわかりやすいかなって...」


指摘されて気付いたが、無意識だった。


「あと、とても素敵な笑顔の好青年でした」

「......素敵、だったのか」

「はい!眩しいぐらいに、素敵でした!!」


ジョシュアの笑顔を思い出し、なんだかイザベラも自然と頬が緩む。

しかし、そんなイザベラにユリウスはなんとも言えない表情を向けてくる。


「..........」

「...せ、先生?」

「......まぁ、いい。次だ」


謎の沈黙を軽く流し、ユリウスは次の質問へと進める。