どこか緊張してる面持ちで唇を噛み締め、目を伏せている。
意を決したように顔を上げ、イザベラの瞳を真っ直ぐ見据える。
「僕、あなたとお近付きになりたいと思っています」
「...はぁ」
意図がわからず、曖昧な反応をすると、ジョシュアは一歩踏み出してくる。
「その、つまり...イザベラさん、あなたをお慕い申し上げています...!」
「...........は?」
一瞬、何を言われたのかわからなかった。
目の前のジョシュアは居心地悪そうに視線を泳がせ、そわそわと落ち着かない。
「あ、えっと...」
何て返せばいいかわからず、イザベラは言葉を詰まらせてしまう。
「あっ...、返事が欲しいわけではないんです。ただ、気に留めていただけるだけでいいんです」
イザベラが困っていると思ったのか、ジョシュアは慌てたように手を振る。
そっか、こういうのって返事しなきゃいけないのか。
今まで面と向かって好意を伝えられたことがないイザベラは変なところで納得してしまった。
「それでは、失礼します」
そして、イザベラに一礼すると、ジョシュアは廊下の向こう側へ歩いて行った。
その背中が見えなくなるまで、イザベラは呆然とその場に立ち尽くしていた。
...どうしよう。
イザベラ、人生初の愛の告白であった。

