重っ...。
肩にのしかかる成人男性の重みに辟易しながら、イザベラはよろけながら前へと進む。
イザベラは今日も今日とて、突然行方知らずになったユリウスを探し回っていた。
先ほど地下の貯水路近くで気絶しているところをようやく見つけ出し、なんとか地上まで引きずり上げてきた。
本当に、この行方不明癖なんとかならないだろうか。
イザベラが外出して研究室から戻ると、高確率でユリウスの姿が見えなくなっている。
ごくたまに研究室にいる時だって、力尽きて倒れていることが殆どだ。
それでも体力と気力が確実に奪われて、業務に支障が出ているのは間違いない。
どうしたものかと、ユリウスを肩で担ぎながら頭を悩ませていると、イザベラに近付く人影が現れた。

