恋を知らない天才魔術師が、惚れ薬を作るまで



その後、ジョシュアとのデートは順調に進んでいき、気付いたらあと少しでお別れの雰囲気になっていた。

待って、全然わかんないんだけど!!

デート中、ジョシュアは幾度となくイザベラの好ましいところを口にしてくれた。

そこから好きになった理由を検討し、何度も答えらしきものに辿り着くも、全て笑顔で否定されてしまった。


「イザベラさん、今日はとても楽しかったです。ありがとうございます」


満足そうな笑顔を向けてくるジョシュアに、イザベラは内心まぁいいかと諦めかけていた。

このデートが終われば、ジョシュアの口から直接、自分を好きになってくれた理由を聞かせてもらえる。

これでやっと恋の解明に一歩近付ける、来月の家賃の心配をしなくて済むと安堵する。

しかし、次の瞬間、ジョシュアの口から信じられない言葉が発せられる。