甘い初恋を、もう一度。

わたしはそう考えながら頭の中で奮闘している間に、ギャルの女の子達のグループはどんどん会話をすすめていってしまう。

「マジあのビジュはやばいよね!」

「あの高身長に、クールな性格、それから…!」

「「「なんといっても、顔面がヤバすぎる〜!!」」」

み、みなさん言葉が揃っていてすごい…と感心してしまった。

顔面がそんなに良い人なんだ…と興味を持っていたら。

「続いて、生徒会長からのお話です。」

「「「ぎゃあ〜〜!!」」」

悲鳴がホールの中で響いて、思わずびくっとする。

…目を疑うほどの綺麗さだった。

この世にいるのかと不思議なぐらい。

ー綾くん?

…はっ、なに、わたし言ってるの!綾くんなんて…。

綾くんとは、昔仲が良かった友達。

もう、忘れるって、思ったのに…。

わたしはほおをぱんぱんっと軽く叩いて、生徒会長さんのお話を聞いた。

ーあれ?

この人って、バイクの人じゃなかった…?

同じ制服だったもんね…同じ学園だったんだ…。

なぜか嬉しさが込み上げてくる。

わたしはこの気持ちにはてなマークを抱きながら、生徒会長さんのお話に集中した。