甘い恋を、もう一度。

「きゃあ〜〜!」

な、何事っ!?

わたしは帰る支度をしていたらすごい悲鳴が聞こえた。

わたしは悲鳴の視線をたどった。

「…あ。」

わたしの小さな掠れ声は、周りのざわめきによってかきけされた。

あ、あの時の…イケメンさん?

ずんずんこちらに向かってきているイケメンさんに、首をかしげる。

な、なんかこっちにきてない…?

いや、気のせいか…。

…こんな地味な女に、構う必要なんかないし。

そう思うと、なんか胸の痛みがした。

ぼーっとしていたら。

「華恋」

え? 

いつのまにか、目の前にイケメンさんがいた。

というか、なんでわたしの名前知ってるの…?

「え、えと…」

ど、どうしたら、良いんだろう…こーゆー時。

…よし、逃げよう。

「だ、誰のことですかっ!?失礼しー」

逃げようとしたら。

逃がさない、と言うようにガシリと手を掴まれた。

…うわーん、失敗。