甘い恋を、もう一度。

わたしは一年S組という看板を見上げた。

ごくりと息を呑む。

第一印象は、良くしなきゃ…!

ーガラガラ!!

ひぇっ…。

みんな美形…!

なんか、わたしがもっと場違いな気がしてきたっ…。

「…華恋ちゃん?どうしたの?」

わたしの手を握りながら、そう問いかけてくる莉奈ちゃん。

「あっ…いや、大丈夫っ…。」

慌ててそーゆーふうに言うと、くすっと莉奈ちゃんが笑った。

「大丈夫だよ、華恋ちゃん。莉奈かいるからぁ。」

莉奈がいるから、かぁ…。

たしかに莉奈ちゃんがいると心強いかも!

「ありがとう」

わたしはそう言ってにっこり微笑んだ。

…莉奈ちゃんがほそく笑んでいることも知らずに。