甘い恋を、もう一度。

「華恋ちゃん!結構どーなったの!」

「もー、落ち着いて莉奈ちゃん。なにもされてないよ」

…プロポーズ以外はね。

いくら友達でも、プロポーズされたことはあまり言わない方がいいかも。

というか、言えない。

「そっかぁ〜。ざんねーん、莉奈、期待してたのに〜」

ぷくっとほおを膨らませる莉奈ちゃん。

かわいいな…。

やっぱり綾人さんの彼女さんは、こーゆー人があってるんじゃないかな…。

そう考えたら、なぜか胸の奥から痛みがした。

「?」

なに、この気持ち…。

「華恋ちゃんどうしたの?」

心配そうに聞いてくれる莉奈ちゃんに、にっこりと「ごめん、大丈夫だよ」と微笑みながら返した。

わたしはこの気持ちがわからないまま、授業を受けた。

ーいつしか、このドロドロの気持ちを知ることになるなんてー

今のわたしには思いもしなかったんだ。