甘い恋を、もう一度。

「華恋ちゃぁ〜ん!」

ガラガラとドアを開けたら、急に莉奈ちゃんに抱きつけられた。

「わっ…莉奈ちゃん!おはよう。どうしたの?」

どうしてそんなに慌ててるんだろう…まさか、いやなことでもあったのかな??

「昨日!あれ、どーなったのぉ!?日比谷さまが直々に来るなんて、前代未聞だよぉ!」

莉奈ちゃんがそんなに早口なの、初めて見た、新鮮ー。

じゃ、なくて!

「えと…。いやぁ、あのねー」

わたしは「落ち着いて」と言いながら、席に着いて、カバンから荷物をだした。

みんなもわたしのことちらちら見てる…やっぱり綾人さんはイケメンだから目立つよね…。

でも、あまり目立ちたくないな…。

「落ち着かないよぉ!ねっ、ねっ、まさか、プロポーズされた、とかっ!?」

いきなり図星をつかれて、びくっと肩が跳ねてしまう。

「そーんなわけないよねっ、日比谷さまが女にプロポーズなんて、ありえないもん!」

あは〜、と笑いながら言う莉奈ちゃんだけどー。

いや、あり得るんだよ!

なーんて、言えるわけない。