甘い恋を、もう一度。

えと…カバンの中オッケー、前髪オッケー、制服オッケー!

「行ってきます!」

ーガチャッ!

ドアを開ける。

するとー。

「おはよう、華恋」

なんと、綾人さんがいた!

「おはようございますっ…!」

朝からまぶしい…はっ、前髪はねてないかなっ…!

髪を思わず確認してしまう。

「朝もかわいいな」

「なっ…」

かわいい、なんてっ…そんなわけない。

わたしはメガネに地味子の、どこにでもいる普通の子だから。
 
だけど嬉しくて、口元がにやけてしまう。

やばい、きっとわたしの顔、今変だ。

今の顔、見られたくない。

ううう、と顔をカバンに埋める。

「…隠すなよ」

「は、恥ずかしいっ…!」

というか、いつのまにか手を繋がれてるー!

しかも、恋人繋ぎー!?

え、え、え?

わたしたちって、いつから恋人でしたっけ??

ぼぼっと顔が熱くなる。

「…かわいいな」

朝から、甘すぎるっ…。

わたしの学園生活、どうなっちゃうんですか…。

わたしはあははと苦笑いを交わした。