幼なじみは狐の子。〜黒白王子の三角関係〜番外編・占いの館





 放課後恋達は、高等部の伊鞠達と中等部の校門で待ち合わせて、商店街の占いの館に向かった。

 
「制服で商店街って、あんま来ることないよね?」


 理央が言った。


「ショッピングモールに比べて、商店街はちっちゃいけど、時々安いものがあるよ」

「占いなんて。僕は見てるだけにする。いい加減なものに金なんて使いたくない。」

「酔狂と思えば良いけど。気分転換位かな。僕は占って貰うな。」


 美風が言うと、その美風に、桂香がカメラを向けた。


「撮らないでくださいって言ってるでしょ。」

「……制服デート。」

「商店街だと制服より当然私服のが映えのよね。でも、こういうのも逆に珍しくて良いわ。今回のメインは制服デートする黒白王子。」


 伊鞠も美風にカメラを向けたので、美風は怒り笑いで顔を隠した。


「姫は……新田さんは、占いは好き?」

「あんまり知らないです。」

「恋は雑誌の占いは見るよね。」

「信じてる訳じゃないけど、時々思い出して合わせてみるんですよ。ラッキーアイテムとカラーとか。」

「私も。ついつい今日のラッキーアイテム買っちゃって、後で困るの。ラッキーアイテムとかカラーって、どうやって決めるんだろうね。」

「専門家にしか分からないんでしょうね。私達には見当も付かないわ。うーん、今回の記事は独特なものになりそうね……。」



 そうこうしているうちに一同は占いの館に着いた。