ピンポーン
朝、いつもと違うベッドで眠りが浅く、早く目覚めてしまう。
支度をしてどうしようかと悩んでいると、インターホンが鳴った。
このフロアに入れるのは生徒会役員だけだから、出ていいかな。
「はーい」
鍵を開けてドアの外を覗き込むと。
「おっはよー澪りん!」
「おはよう慧伊くん。あ、燦くんと朧くんも」
3人が制服姿でカバンを持って揃っていて、特に慧伊くんは朝から元気にニコニコしている。
「今日初登校でしょ?一緒に行こ!」
「え、ありがとう、助かる!・・・でも、なんて燦くん?」
燦くんは2年のはずだ・・・いるとしたら、同学年の凛牙くんなんだけど。
さも当たり前かのように立ってるよ??
「なんか・・・・どうしても一緒に行きたいって」
「・・・困らせた?」
「わわ、そんな悲しそうな顔しないでください・・・!」
「タメ口がいい・・・」
今そこ⁉
先輩にくん付け&タメ口とか、敬意の欠片もないような・・・。
しかも私たちの間には、人間と人外種という大きな壁があるわけで。
「い、行こう・・・!」
「巻いたね。・・・行こっか」
朧くん、余計なことは言わなくていいんだよ・・・!
ニヤニヤしながらヘッドホンしないで!
「朧、澪のカバン持って」
「はーい」
「ちょ、燦くん⁉朧くん、本気にしなくていいから・・・!」
抵抗を試みたものの、燦くんに命令された朧くんにスルリとカバンを奪われてしまう。
な、なんて流れるような動作だ・・・!
「澪は俺と手繋ぐの」
「片手あいてますけど・・・!」
さすがお金持ちのお坊ちゃんというか、距離バグというか。
出会って2日の女と手繋いで登校するか普通・・・⁉
「・・・付き合ったって、澪りん」
え、慧伊くん諦めちゃうの?私はどうすればいいの?
Q,初めて登校してきた人間の女が、生徒会のエリート人外種と手を繋いでいたら。
A,とりあえず得体が知れないので、距離を置く。
こうなるよね、絶対・・・!
番でもないのに手を繋いで登校はマズいよね、でもね、力が強くて手が離れないの・・・!
「え・・・あ、途中で燦くんと分かれないの?」
「1年の教室の先に2年の教室だから、分かれないね」
・・・つまり教室まで一緒に来るわけだ。
私の学園生活終わった・・・詰んだ・・・。
恐がられるか距離置かれるか、妬まれるかの3択だ・・・!
それに対して燦くんが怒りに教室まで来たら・・・それこそ地獄絵図。でもやりかねない。
「が、頑張ろう・・・」
なんとか教室内に味方を作らないと・・・!
と、そう呟くと、私の手を握っている燦くんが、前髪で隠れた目で覗き込んできた。
「友達出来なかったらすぐ言うんだよ。教室まで行くから・・・」
「なんでそんなに予想が当たっちゃうの・・・⁉」
「予想・・・?」
思わず声に出してしまっていたらしく、不思議そうに燦くんが首をかしげる。
でもわざわざ言うことでもないので、首を横に振って『なんでもない』と伝えた。
朝、いつもと違うベッドで眠りが浅く、早く目覚めてしまう。
支度をしてどうしようかと悩んでいると、インターホンが鳴った。
このフロアに入れるのは生徒会役員だけだから、出ていいかな。
「はーい」
鍵を開けてドアの外を覗き込むと。
「おっはよー澪りん!」
「おはよう慧伊くん。あ、燦くんと朧くんも」
3人が制服姿でカバンを持って揃っていて、特に慧伊くんは朝から元気にニコニコしている。
「今日初登校でしょ?一緒に行こ!」
「え、ありがとう、助かる!・・・でも、なんて燦くん?」
燦くんは2年のはずだ・・・いるとしたら、同学年の凛牙くんなんだけど。
さも当たり前かのように立ってるよ??
「なんか・・・・どうしても一緒に行きたいって」
「・・・困らせた?」
「わわ、そんな悲しそうな顔しないでください・・・!」
「タメ口がいい・・・」
今そこ⁉
先輩にくん付け&タメ口とか、敬意の欠片もないような・・・。
しかも私たちの間には、人間と人外種という大きな壁があるわけで。
「い、行こう・・・!」
「巻いたね。・・・行こっか」
朧くん、余計なことは言わなくていいんだよ・・・!
ニヤニヤしながらヘッドホンしないで!
「朧、澪のカバン持って」
「はーい」
「ちょ、燦くん⁉朧くん、本気にしなくていいから・・・!」
抵抗を試みたものの、燦くんに命令された朧くんにスルリとカバンを奪われてしまう。
な、なんて流れるような動作だ・・・!
「澪は俺と手繋ぐの」
「片手あいてますけど・・・!」
さすがお金持ちのお坊ちゃんというか、距離バグというか。
出会って2日の女と手繋いで登校するか普通・・・⁉
「・・・付き合ったって、澪りん」
え、慧伊くん諦めちゃうの?私はどうすればいいの?
Q,初めて登校してきた人間の女が、生徒会のエリート人外種と手を繋いでいたら。
A,とりあえず得体が知れないので、距離を置く。
こうなるよね、絶対・・・!
番でもないのに手を繋いで登校はマズいよね、でもね、力が強くて手が離れないの・・・!
「え・・・あ、途中で燦くんと分かれないの?」
「1年の教室の先に2年の教室だから、分かれないね」
・・・つまり教室まで一緒に来るわけだ。
私の学園生活終わった・・・詰んだ・・・。
恐がられるか距離置かれるか、妬まれるかの3択だ・・・!
それに対して燦くんが怒りに教室まで来たら・・・それこそ地獄絵図。でもやりかねない。
「が、頑張ろう・・・」
なんとか教室内に味方を作らないと・・・!
と、そう呟くと、私の手を握っている燦くんが、前髪で隠れた目で覗き込んできた。
「友達出来なかったらすぐ言うんだよ。教室まで行くから・・・」
「なんでそんなに予想が当たっちゃうの・・・⁉」
「予想・・・?」
思わず声に出してしまっていたらしく、不思議そうに燦くんが首をかしげる。
でもわざわざ言うことでもないので、首を横に振って『なんでもない』と伝えた。


