Ribbon ~囚われた天使~

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「失礼するよ」

次に連れていかれた生徒会室。
ここは二重扉になっていて、そこにも学園長先生はズンズン入って行く。

「あっれ、学園長!珍しいね・・・女の子?」

最初に出てきたのは、焦げ茶の耳と尻尾をピコピコ動かす可愛らしい男の子だ。
犬人・・・ということは、人外種。生徒会役員。
でも人外種って、こんなにも気さくだっけ?
気さくというか、人懐こいというか。

「外部性で今日来たばかりの・・・」

「七楽澪李です」

学園長先生に目で振られ、緊張しながら挨拶する。

「初めまして!犬塚(いぬづか)慧伊(えい)です!同じ1年?」

「はい!」

「ならタメ口でいいよ!慧伊って呼んでね」

犬人の男の子・・・慧伊くんはチワワの男の子らしく、人間の私にも優しくしてくれるので、仲良くなれそうだ。

「慧伊・・・その子誰?」

ニコニコしている慧伊くんを見て、奥から2人の男の子が寄ってくる。

「新入生?の七楽澪李です!」

「あ、七楽さんは今日から生徒会役員ね」

「「「・・・え?」」」

だよね、突然生徒会に人間の女が入ってきたら、そんな反応にもなるよね・・・。

「あ・・・そうなんだ・・・」

前髪で目が見えない金髪マッシュの男の子が、髪をいじりながらこっちを見た。

「弧人の弧影(こかげ)(さん)・・・2年。よろしく」

ふ、普通に先輩だった・・・!
でも、狐さんかぁ、可愛いな・・・。

「猫人の猫宮(ねこみや)朧《おぼろ》。1年。よろしく(みお)

「あっ・・・よろしくね、朧くん」

朧くんは水色の髪をしていて、ペルシア猫らしい。
2人ともなんだか・・・すごくマイペースを感じる。

「慧伊くんと朧くんは七楽さんと同じクラスだから、仲良くしてあげてね」

「「「はい」」」

よ、よかった・・・クラスに知り合いが2人もいるのは、心強すぎる・・・!
仲良くしてくれるかな。

「じゃあみんな紹介するね!おいで澪りん!」

み、澪りん・・・早速ニックネームがついてしまった。
まぁ、可愛いからいっか・・・!

「あ、私はこれから用事があるから、これで失礼するね」

え・・・学園長先生・・・!行っちゃうの・・・⁉
えっと・・・それだけ、生徒会の方々が信頼できる、ってことかな?
そんなにも不安にならなくてもいいのかな・・・。

「・・・慧伊、紹介」

奥では4人の男の人・・・明らかに先輩が、パソコンに向かって仕事をしていた。
黒髪に紅い瞳を持つ人が慧伊くんにそう言い、指示された慧伊くんがビシッと姿勢と正す。

「はいっ。この子は今日から生徒会に入る、1年外部性の七楽澪李です!」

「七楽澪李です、よろしくお願いします!」

慧伊くんの説明を聞きながら、パソコンから目を離さない4人。
あ、あはは・・・無関心だ・・・。