高校卒業間近にあった【海岸清掃&宝探し】のチャリティーイベント。
李茉は、まだ海水が冷たい季節だというのに、参加した地域の子供たちと楽しそうにゴミ拾いをしていた。
そのイベントでは、指定された色のゴミを集めると、地元の和菓子屋の饅頭詰め合わせがもらえるとあって、老若男女問わず盛り上がっていた。
昼過ぎになり、イベントが終わりに近づき、交換所の前に長蛇の列ができていた。
俺は主催者側のスタッフとして、景品の饅頭詰め合わせを配布していると、「じゃーん! 全部揃ってるでしょ!?」と満面の笑みで俺の目の前に現れた。
〝指定された色のゴミをコンプリートした〟と俺にゴミを突き出してきたのだ。
「わかった、わかった。……フッ、ずぶ濡れになってまで、こんな饅頭が欲しいのかよ。やっぱ、庶民だな」
服はびしょびしょに濡れ、所々に砂が付着していて、磯臭さが堪らなかった。
思わず漏れた俺の言葉に、李茉は一瞬で表情を変え、普段の陽気な声音ではなく、凍りついたような声で俺に向かって言葉を吐いた。
李茉は、まだ海水が冷たい季節だというのに、参加した地域の子供たちと楽しそうにゴミ拾いをしていた。
そのイベントでは、指定された色のゴミを集めると、地元の和菓子屋の饅頭詰め合わせがもらえるとあって、老若男女問わず盛り上がっていた。
昼過ぎになり、イベントが終わりに近づき、交換所の前に長蛇の列ができていた。
俺は主催者側のスタッフとして、景品の饅頭詰め合わせを配布していると、「じゃーん! 全部揃ってるでしょ!?」と満面の笑みで俺の目の前に現れた。
〝指定された色のゴミをコンプリートした〟と俺にゴミを突き出してきたのだ。
「わかった、わかった。……フッ、ずぶ濡れになってまで、こんな饅頭が欲しいのかよ。やっぱ、庶民だな」
服はびしょびしょに濡れ、所々に砂が付着していて、磯臭さが堪らなかった。
思わず漏れた俺の言葉に、李茉は一瞬で表情を変え、普段の陽気な声音ではなく、凍りついたような声で俺に向かって言葉を吐いた。



