「高校時代の同級生だと李茉先生から伺ってるんだけど、高校時代の李茉先生って、どんな感じだったの? 昔から、頑張り屋さん?」
園長先生は、私ではなく、隣に座る惺也くんに尋ね始めた。
「そうですね。昔も今と変わらず、頑張り屋でしたよ。裏表がない性格だから、結構男子には人気でしたし」
「えっ、そうだったの!?」
思わず上ずった声が漏れ出した。
「実は、高校時代から片想いをしていたんです」
「へっ……!?」
「結婚したので、今だから言えますけど」
悪戯っぽく微笑んだ彼は、膝の上に置かれた私の手をそっと握った。
「あら、李茉先生が気づかなかっただけで、王子様はすぐそばにいたんじゃない」
揶揄う園長先生の言葉が、遠く感じる。
だって、『高校時代から片想いしてたんです』なんて言われるとは思っても見なくて……。
園長先生は、私ではなく、隣に座る惺也くんに尋ね始めた。
「そうですね。昔も今と変わらず、頑張り屋でしたよ。裏表がない性格だから、結構男子には人気でしたし」
「えっ、そうだったの!?」
思わず上ずった声が漏れ出した。
「実は、高校時代から片想いをしていたんです」
「へっ……!?」
「結婚したので、今だから言えますけど」
悪戯っぽく微笑んだ彼は、膝の上に置かれた私の手をそっと握った。
「あら、李茉先生が気づかなかっただけで、王子様はすぐそばにいたんじゃない」
揶揄う園長先生の言葉が、遠く感じる。
だって、『高校時代から片想いしてたんです』なんて言われるとは思っても見なくて……。



