惺也くんが姿勢を正し、丁寧に挨拶をする。
「初めまして、片桐惺也と申します。いつも妻がお世話になっております」
「こもれび幼稚園で園長をしております、三輪史子と言います。こちらが、夫の義之です」
「初めまして、妻がお世話になってます。今日はゆっくりしていってください」
惺也くんが会釈すると、「立ち話もなんですから」とソファへ促された。
「あの、園長先生」
私は手土産の包みを園長先生へ差し出すと、横から惺也くんが言葉を添えた。
「お口に合うかわかりませんが、よかったら使ってください」
「まあまあ、そんな畏まらないで……。手土産まで……すみません。開けてみてもいいかしら?」
「……あ、はい」
実は、手土産を何にするか相談したら、『俺が用意してもいいか?』と言い出した惺也くん。
園長先生の趣味や好きなものをいくつか質問され、『任せろ』とひと言。
翌日から昨日まで海外出張だった彼は、現地で手土産を入手してきたらしい。何を選んだのか、私も知らない。
園長先生が楽しそうに包装紙を解く。
私も興味津々で覗き込む。
次の瞬間、園長先生の手がぴたりと止まった。
「初めまして、片桐惺也と申します。いつも妻がお世話になっております」
「こもれび幼稚園で園長をしております、三輪史子と言います。こちらが、夫の義之です」
「初めまして、妻がお世話になってます。今日はゆっくりしていってください」
惺也くんが会釈すると、「立ち話もなんですから」とソファへ促された。
「あの、園長先生」
私は手土産の包みを園長先生へ差し出すと、横から惺也くんが言葉を添えた。
「お口に合うかわかりませんが、よかったら使ってください」
「まあまあ、そんな畏まらないで……。手土産まで……すみません。開けてみてもいいかしら?」
「……あ、はい」
実は、手土産を何にするか相談したら、『俺が用意してもいいか?』と言い出した惺也くん。
園長先生の趣味や好きなものをいくつか質問され、『任せろ』とひと言。
翌日から昨日まで海外出張だった彼は、現地で手土産を入手してきたらしい。何を選んだのか、私も知らない。
園長先生が楽しそうに包装紙を解く。
私も興味津々で覗き込む。
次の瞬間、園長先生の手がぴたりと止まった。



