君がくれた奇跡

それで、その女の子たちが凹んで帰る、みたいな…そんな景色がおもいうかぶ。

あはは…上野くんの人気はすごい…。

「絹〜!あなたねぇ…。魁聖さまのことどう思ってんのよ!?」

「別に…なにも思ってないよ…」 

ただ、すごいなぁとしか思ってない。

「美咲ちゃんはその上野くんのことが好きなの…?」

「はぁぁぁー!?そんなわけないじゃない!魁聖さまは校内一イケメンの目の保養なのっ」

そ、そうなんだ…と苦笑い。

目の保養…か…。

「絹こそいないの!?運命の相手っ」

う、運命の相手…!?

「そんなのいないよ…」

少女漫画みたいに恋は順調に進むわけじゃないんだから…。

「はー?絹の美貌に堕ちないとか男子たちどうなってんのー!?」

「み、美咲ちゃーん…。落ち着いて…。」

なんとか美咲ちゃんをなだめることに成功した。

わたしが、恋、かぁ…。

上野くんは同じクラスの同級生だけど、そんな関わりないしなぁ…。

わたしは一口、パンをかじった。