140字小説

ある日、バナナが歩いてきた。
りんごは走ってきた。
「どうして急ぐの?」
「お城で舞踏会があるの!」
二人は森をぬけ、月の橋を渡った。
けれど門番は言った。
「ごめんね。今夜は果物じゃなくて、お菓子の舞踏会なんだ」