140字小説

「闘志だけは誰にも負けない」が口癖の熱血レスラー。だが今日で百連敗。引退を決めて帰ると、息子が段ボールのベルトを巻いてくれた。「百回負けても、百回立ったパパが世界一」翌朝、俺は会長に電話した。「次の試合、いつですか」隣で息子が、小さくガッツポーズした。