百文字ミステリー その違和感、見抜けますか?

寒空の下、僕らは公園のベンチで話していた。「はい、温かいよ」と彼女が差し出してくれた缶ミルクティー。一口飲むと、僕の胸が痛んだ。手袋をしていない彼女の手は、全くかじかんでいなかった。

【真相】
手袋もせず極寒の外にいたのに手がかじかんでいなかったのは、彼女が自分の手で缶を温めるほど長い時間、ずっと外で僕を待ち続けていたから。