百文字ミステリー その違和感、見抜けますか?

「みーつけた!」息を殺して隠れていた私の耳に、鬼の声が響いた。扉が勢いよく開き、眩しい光が差し込む。「残念、最後まで残っていたのに」と母は笑い、私を買い物かごへと放り込んだ。

【真相】
語り手は人間ではなく、スーパーなどの棚で最後まで売れ残っていた「商品」。隠れていたのではなく棚の奥にあり、母親(客)に見つけられて買い物かごへ入れられた日常の風景。