デパートの店内放送が流れた。「青い帽子に赤い服の男の子がお待ちです」。私は慌ててサービスカウンターへ走った。そこには確かに私の息子がいたが、泣いていたのは息子ではなかった。 【真相】 迷子になっていたのは母親である「私」の方だったから。しっかり者の息子が、はぐれた私を探して迷子センターで呼び出しを頼んでいたのだ。