百文字ミステリー その違和感、見抜けますか?

夕暮れの空き地、僕らは正面から向かい合っていた。「負けないぞ」と僕が全力で投げたゴムボールは、狙い通り正面の相手へまっすぐ飛んでいった。バシッと衝撃音が響き、僕は鼻を押さえてうずくまった。

【真相】
僕が向かい合っていた「相手」は人物ではなく壁。壁に向かって強く投げつけたボールが跳ね返り、自分自身の鼻に直撃したから。