その頃VELIXのメンバーは事務所でミーティングをしていた。
マネージャー「来週から一人、新しいスタッフが入る。」
その一言に、陽が勢いよく顔を上げる。
陽「えっ!新しい人?」
春空「男? 女?」
興味津々で身を乗り出す。
マネージャーは笑いながら首を横に振った。
マネージャー「それは来てからのお楽しみ。」
陽「えー! 教えてくださいよ!」
伊澄「気になるね。」
未来も静かに頷く。
悠真だけは何も言わなかった。
新しいスタッフ。
どんな人なんだろう。
ぼんやり考えながら、ふと一人の笑顔が頭をよぎる。
『ちゃんと休んでくださいね。』
あの優しい声。
気づけば自然と口元が緩んでいた。
……元気かな。
もう会うことはないと思っていたのに。
また会えたらいいな。
そんなことを考えている自分に、小さく苦笑する。



