送信ボタンを押したあと。
スマートフォンを胸の前でぎゅっと握りしめた。
ちゃんと送れた。
そう思った途端、急に緊張してくる。
もし断られたら。
やっぱり募集は終わってたって言われたら。
そんな考えばかり浮かんでしまう。
「考えすぎだよ。」
自分にそう言い聞かせながら、小さく笑った。
その時だった。
スマートフォンが小さく震える。
画面を見ると、マネージャーからだった。
思わず姿勢を正す。
恐る恐るメッセージを開く。
『連絡ありがとう。』
『もちろん大歓迎です。』
『莉麻ちゃんなら、ぜひお願いしたい。』
『来週、一度事務所へ来てもらえるかな? 詳しい話をしよう。』
読み終えた瞬間。
胸がいっぱいになった。
莉麻「……よかった。」
嬉しくて安心して自然と笑みがこぼれる。
これから本当に始まるんだ。



