病室を出る前にマネージャーはポケットからスマートフォンを取り出した。
マネージャー「急がなくていい。本当に興味があったらでいいから。」
そう言って、連絡先が表示された画面を莉麻へ向ける。
マネージャー「これ、俺の連絡先。登録しといて。」
莉麻は少し緊張しながらスマートフォンを取り出した。
ピッ。
連絡先を交換する。
画面に登録された名前を見つめながら、まだ夢みたいな気持ちだった。
本当に。
私が……?
VELIXのマネージャー候補?
まだ信じられない。
マネージャー「考えがまとまったら連絡して。」
莉麻「はい。」
小さく頭を下げる。
その横で悠真は、交換する二人を静かに見つめていた。
胸の奥が、少しだけ温かくなる。
また会えるかもしれない。
その可能性だけで、自然と笑みがこぼれそうになった。



