翌朝カーテンの隙間から差し込む光で、莉麻はゆっくり目を覚ました。

……朝。

一瞬、自分がどこにいるのか分からなかった。

けれど、隣から聞こえる静かな寝息に気づいて、昨日のことを思い出す。

悠真。

莉麻はすぐにベッドへ視線を向けた。

悠真はまだ眠っていた。

昨日より顔色はずっと良い。

それだけで、胸の奥に溜まっていたものが少しだけほどけていく。

よかった……。

本当に、よかった。

莉麻は椅子から立ち上がり、そっと悠真の顔を覗き込む。

その時悠真のまぶたが微かに動いた。

悠真「……ん。」

莉麻はすぐに少し離れる。

莉麻「悠真くん?」

悠真がゆっくり目を開ける。

まだ眠そうな目で周りを見て。

そして、莉麻を見つけた。

一瞬だけ、安心したように目元が緩む。

悠真「……おはよう。」

莉麻「おはよう。体調、どう?」

悠真は少し考えるように目を閉じてから、ゆっくり身体を起こそうとした。